今から24~5年前、バブル崩壊の直前だったか直後だったか、静岡に緑健会なる栽培者グループがあった。緑健農法または永田農法あるいはルーツ農法と呼ばれ、原産地の気候に近い形で栽培すると、野菜(果物)が先祖返りし、本来のあるべき姿に戻る。とまぁ大体こんな感じだったように思う。例えばトマト。直径は7~8cmと小振りで、色は深紅色。ニンニクのように房がゴツゴツとした先の尖がった玉ネギ型。
身はリンゴのように固く、全体に2㎜程の産毛がびっしりと生えている。
トマトはアンデスの高地が原産。したがって少雨・乾燥・寒冷が基本。夏の食べ物と言うのは実は嘘。緑健会ではビニールハウスで同じ気候を作り、水を極限まで減らすと、トマトが空気中の水分さえも取り込むべく葉・茎・実に細かい産毛を生やす。全ては実に水分を集める為。当然、実の成っている時期は葉は実に水分を譲ってヨレヨレ。根の張り方は地上に出ている部分の2倍ほどで必死に水分をかき集める。
まるで、お腹の子供を守る母親のように自分の全てを犠牲にして、只々実(トマト)を育てる
真夏にそこらの畑で見るトマトはその正反対。豊富な水でボテッと膨れ上がり、自らもイキイキと不必要に葉と茎を伸ばす・・・・緑健会を知る前までは当たり前の光景ではあったが…
さて肝心の味
味は今まで食べたトマトと比べ物にならない程美味かった。味が濃く、ただ単に「甘い」訳でもなく、酸味が際立ち過ぎる訳でもなく、うーんなんだろう、上手く表現できない・・・・とにかく美味かった。ただし、値段は普通のトマトの7~8個分、1個400円以上だった。FAX注文して届くのが1~2週間先。でも良くお店で出した。メニューにもあった。
先日渋谷の「ヒカリエ」に行った時、地下の食品フロアで「りょっけん」の看板を見つけた。店員さんに「あの緑健会ですか?」と聞くと「今の組織は当時とは少し違いますが・・」との事。
とりあえず買ってみた。
まぁ美味い。ただし、以前使っていたあの緑健会のものとは残念ながら違っていた。
美味い事は美味いのだけど

身はリンゴのように固く、全体に2㎜程の産毛がびっしりと生えている。
トマトはアンデスの高地が原産。したがって少雨・乾燥・寒冷が基本。夏の食べ物と言うのは実は嘘。緑健会ではビニールハウスで同じ気候を作り、水を極限まで減らすと、トマトが空気中の水分さえも取り込むべく葉・茎・実に細かい産毛を生やす。全ては実に水分を集める為。当然、実の成っている時期は葉は実に水分を譲ってヨレヨレ。根の張り方は地上に出ている部分の2倍ほどで必死に水分をかき集める。
まるで、お腹の子供を守る母親のように自分の全てを犠牲にして、只々実(トマト)を育てる
真夏にそこらの畑で見るトマトはその正反対。豊富な水でボテッと膨れ上がり、自らもイキイキと不必要に葉と茎を伸ばす・・・・緑健会を知る前までは当たり前の光景ではあったが…
さて肝心の味
味は今まで食べたトマトと比べ物にならない程美味かった。味が濃く、ただ単に「甘い」訳でもなく、酸味が際立ち過ぎる訳でもなく、うーんなんだろう、上手く表現できない・・・・とにかく美味かった。ただし、値段は普通のトマトの7~8個分、1個400円以上だった。FAX注文して届くのが1~2週間先。でも良くお店で出した。メニューにもあった。
先日渋谷の「ヒカリエ」に行った時、地下の食品フロアで「りょっけん」の看板を見つけた。店員さんに「あの緑健会ですか?」と聞くと「今の組織は当時とは少し違いますが・・」との事。
とりあえず買ってみた。
まぁ美味い。ただし、以前使っていたあの緑健会のものとは残念ながら違っていた。
美味い事は美味いのだけど


| News | 2012,06,04, Monday 08:47 PM | comments (x) | trackback (404) |